| ＜さようなら三重連＞ |
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新幹線が岡山まで延びた1972年、国鉄伯備線から蒸気機関車が姿を消しました。
新幹線に対応した高速交通網を整備するためです。
急勾配を上り下りするために伯備線を走っていた強力な蒸気機関車Ｄ-51を三連結した、いわゆる「デゴイチ三重連」の引退を惜しむ鉄道ファンは多く、川と鉄橋を入れ込んだ格好の撮影スポット、新見市の布原信号所付近はサヨナラ列車が通過するまで、連日カメラマンでごった返しました。
山や田んぼを荒らされたと嘆く人がいる一方、かなり高い入場料を取って撮影スポットを提供する地主も現れました。
伯備線では蒸気機関車にかわってディーゼル特急が走り、やがて電化されていきました。
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